感冒に関する薬剤の出荷調整に伴う在庫の逼迫について(カルボシステイン、ムコダイン入手困難に関する追記あり)
昨年に新型コロナウイルス感染症が5類感染症に変更になり、社会様式がコロナ以前のような形に戻りつつありますが、それに伴いインフルエンザなど様々な感染症の流行が続いております。
昨年末から続いていたインフルエンザB感染症はようやく減少傾向を見せており収束が期待されますが、それでも依然として発熱を主訴に受診される患者様が少なくありません。同様の傾向は全国的なものであり、製薬会社の出荷調整や花粉症などもあって現在感冒薬(去痰剤、鎮咳剤)や解熱鎮痛剤、抗アレルギー薬(キプレス、シングレアなど)の入手が非常になっております。
現在は医薬品卸の会社のご協力もありなんとか細々と入荷できておりますが、解熱鎮痛剤、抗アレルギー薬の在庫がかなり少なくなってしまっており、このままでは近日中に院内処方が出来なくなってしまう見込みです。引き続き入荷すべく努力を続けてまいりますが、安定して入荷できるようになるまで下記の通りの形でお願いしたく存じます。大変申し訳ありませんが、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
・在庫状況によっては院内処方での処方日数・回数を制限させていただく場合があります。
・別の剤型(散剤→坐剤、散剤→錠剤など)での処方をお願いする場合があります。
・処方量を多くする必要があると考えられる場合、在庫がなくなってしまった場合など、やむをえず院外処方をさせていただく場合があります。
2024/4/4現在、カルボシステインドライシロップ・ムコダイン錠(去痰剤)の入手が非常に困難となっております。そのため、代替薬としてアンブロキソールドライシロップ、アンブロキソール錠での処方をお願いしたり、院外処方をお願いする可能性が高くなっております。申し訳ありませんが、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。