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お知らせ

胃腸炎回復期の下痢とニンジンスープ  [2026.06.02更新]

この1~2週間、感染症全体は落ち着いていますが、ウイルス性胃腸炎のお子さんは増えている印象です。

乳幼児ちゃんでは1-2週間下痢が遷延する場合もあり、お困りになられるケースも少なくありません。

そういうお子さんにお勧めなのがニンジンスープです。

私が医師として、小児科医として働き始めた姫路赤十字病院小児科では胃腸炎の際に必ず病院作成のニンジンスープパンフレットをお渡ししていた思い出深いものでもありますが、その効果も申し分ないです!

主にニンジンに含まれるペクチンなどが下痢をおさえ、消化を助けてくれるとされています。

作り方は、1)ニンジンをすりおろす、2)お出汁で炊く、3)塩で味を調えるの3ステップでとても簡単です!

 ※みじん切りのレシピや最後裏ごしするレシピなどがありますが、すりおろしが一番ペクチンを有効活用できるそうです。

 ※お出汁は水でも構いません。

下痢が続く時は一度お試しくださいね!

 

院長 森川 悟

第一三共の乾燥弱毒生麻疹おたふくかぜ風疹混合ワクチン「ミムリット皮下注用」の製造販売承認  [2026.05.28更新]

2026/5/11に第一三共の乾燥弱毒生麻疹おたふくかぜ風疹混合ワクチン「ミムリット皮下注用」の製造販売が承認されました。

通称MMRワクチンと言われるもので、麻疹(Measles)・おたふくかぜ(Mumps)・風疹(Rubella)の3種類の疾患を予防できるワクチンです。

実はMMRワクチンは1989年~1993年の間、日本でも定期接種で行われていました。しかしながら無菌性髄膜炎の副作用が高頻度であったため1993年に定期接種は中止、以降麻疹ワクチン・風疹ワクチン(後に麻疹風疹ワクチン)は定期接種が継続となったのに対し、おたふくかぜは任意接種となり現在に至ります。

以前中止されたMMRワクチンの中のムンプスウイルスワクチンは製薬会社3社が作成した独自のウイルス株のワクチン原液を混ぜて作った統一株ワクチンと呼ばれるものであったのに対し、今回承認されることとなったMMRワクチンはRIT4385株と呼ばれるムンプスウイルスを用いて作られたワクチンです。

RIT4385株はGSK社が開発したPriorixという名前のMMRワクチンに用いられた株で、1997年にドイツで承認を得て以降、2022年9月時点で99か国で承認されており、無菌性髄膜炎の頻度も非常に少ないとされています。また現在日本で用いられているおたふくかぜワクチンのJeryl-Lynn株と遺伝子の配列は同一であり、Jeryl-Lynn株を用いたおたふくかぜワクチンの無菌性髄膜炎の頻度は0.04%と非常に低くなっています。

今回のミムリットはあくまで日本独自に開発したMMRワクチンであり、Priorixの成績がそのまま用いられるわけではありませんが、従来のMRワクチンに安全性が高いとされるRIT4385株を組み合わせたものであること、小児400例程度を含む国内第3相臨床試験で無菌性髄膜炎の発現は認められなかったことから安全性は非常に高いものと考えられます。

 

ただし現時点では注意点がいくつかあります

・現時点ではあくまで製造販売が承認されたのみであり、薬価基準には収載されておらず、現時点ではまだミムリットによる予防接種は行うことが出来ません。

・ミムリットが使用できるようになっても、しばらくの間は定期接種には用いることが出来ません。現時点では2027年-2028年あたりではないかと予想している方もおられますが、現時点で決まっているものは何もありません。

・ミムリット販売開始後は市販後調査が行われる可能性が高く、市販後調査で何らかの問題が明らかになる可能性はゼロではありません。

 

私個人としてもミムリットには非常に期待しておりますが、以上の理由からミムリットがすぐに使える状況にはならないのではないかと考えています。

麻疹の流行は近年海外中心に増加しており、今年は東京で流行を認めたのも記憶に新しいところです。

MRワクチンの接種対象年齢の方は、ミムリットが使用できるようになるのを待たずに通常通りMRワクチン(+おたふくかぜワクチン)の接種を行うことを強くお勧めいたします。

院長 森川 悟

謎の風邪?  [2026.05.27更新]

最近ニュースやSNSなどで「謎の風邪」という言葉を見かけます。

福岡中心に最初話になり、全国に広がってきたようです。

症状としては「インフルエンザやコロナとも違う、のどの痛みや咳、鼻水といった風邪のような症状が長引くものの熱は出ず、原因がハッキリない」とのことです。

これらの症状は「感冒症状」と呼ばれ、ウイルス風邪などでよくみられるものですが、ウイルス感染以外にも黄砂やPM2.5などによるアレルギー症状によって引き起こされる場合もあります。

風邪を引き起こすウイルスの種類は200以上あると言われており、その中で一般の医療い期間でどの病原体かを調べられるのはインフルエンザ、新型コロナウイルスなど数種類のみで、多くのケースでは原因を調べることができません。

また黄砂やPM2.5によるアレルギーも検査で調べることができません。

このような背景と、新型コロナウイルス流行期から風邪の原因に対しての一般の方々の意識が高まったことが「謎の風邪」という言葉に繋がったのではないでしょうか?

実際に診療しておりますと、確かに黄砂・PM2.5の飛来と一致して症状の出現・悪化を認めた黄砂・PM2.5アレルギーを疑う方もおられますが、発熱を伴ったり黄砂などの飛来と一致しない、風邪と考えられる方が多い印象です。

ニュースでは一例としてヒトメタニューモウイルスが取り上げられていることが多いですが、神戸市の調査(5/11-5/17)では下記の通りでした。

 

 ウイルス陽性例22件

 1位 ライノウイルス 11件

 2位 パラインフルエンザウイルス 3件

 3位 ヒトメタニューモウイルス、ヒトコロナウイルス229E(旧型) 各2件

 4位 インフルエンザウイルスA型、インフルエンザウイルスB型、新型コロナウイルス、コクサッキーウイルスA10型 各1件

 

以上の通り、約半数をライノウイルスというウイルスが占めています。

ライノウイルスの概要は下記の通りです。

 

ライノウイルスは冬以外の一年中流行する風邪のウイルスで、風邪の原因の3-5割を占めると言われています。

このウイルスには子供は年平均2回、大人は少なくとも1年に1回ライノウイルスに感染すると言われています。(症状の出ない不顕性感染も含みます)

症状としては咳嗽、鼻汁、咽頭痛、筋肉痛、倦怠感などで、平均すると1週間程度でよくなりますが、約25%は10日以上症状が持続するとされています。合併症としては中耳炎、下気道炎(気管支炎・肺炎)を起こす場合があります。

※最新感染症ガイドR-Book2018-2021 編集:米国小児科学会 監修:岡部信彦 より引用・編集

 

基本的にはライノウイルスは一般的に行われる検査では検出できず、またライノウイルスに対する特効薬もないため、風邪に通常の対する治療(対症療法)のみとなります。

 

以上から「謎の風邪」の正体はライノウイルスのことが多いのではないかと考えています。

ライノウイルスを過度に心配する必要はありませんが、気管支炎・副鼻腔炎・中耳炎を合併する場合があること、症状が長引く場合があり、その場合はアレルギー疾患との鑑別がやはり必要になることから、症状がつらい、症状が長引く場合は無理せず受診をご検討ください。

2026年シダキュア初回予約再開のお知らせ  [2026.05.07更新]

スギ花粉症シーズン中停止していたシダキュア初回を6月から再開する予定です。

初回予約に関する予約の受付は本日より開始いたします。

なお、シダキュア初回投与用の製剤(増量期製剤)は需要過多により出荷調整となっており、入手困難な状況が続いています。

そのため当院での投与は完全予約制としております。

シダキュア初回予約を希望される方は電話か受付でお問い合わせください。

製剤確保が出来た場合は予約日の設定を、製剤在庫がない場合は待機リストに記載させていただき、確保出来次第ご連絡いたします。

Webでの予約ではシダキュア初回投与はお受けできませんのでご注意ください。

よろしくお願い申し上げます。

 

森川小児科 院長

GW中の診療のお知らせ  [2026.04.30更新]

今年のGWは下記の通り(カレンダー通り)で診察を行います。

4/30(木) 午前
5/1(金) 午前・午後
5/2(土) 午前
5/3(日)~5/6(水) 休診
5/7(木) 午前
5/8(金) 午前・午後
5/9(土) 午前
5/10(日) 休診

よろしくお願いいたします。

3月臨時休診のお知らせ  [2026.02.10更新]

都合により下記の日程を休診とさせていただきます。

・3/23(月)午前休診 ※午後診は通常通り診療を行います。

・3/30(月)、3/31(火)終日休診

ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願い申し上げます。

インフルエンザB型の流行について  [2026.02.06更新]

年明けからインフルエンザB型(ビクトリア系統)のお子さんが少しずつ増えてきておりましたが、この2週間で爆発的な増加を認めています。

昨年の秋にインフルエンザA型(A香港型変異株「サブグレードK」)が大流行したことが記憶に新しいところですが、すでに今回のB型の流行はそれに迫る勢いとなっており、昨日神戸市も定点当たりの感染者数が40.17と昨年のA型のピーク時に近いところまで増加し、警報レベルとなっています。学園都市やその周辺地域では小・中学生での流行が顕著で学級閉鎖が多発しておりますが、未就学児(幼稚園・保育園)へと感染が拡大してきている印象です。

昨年インフルエンザA型に罹患され方もB型には感染する可能性がありますので、すでに昨年秋にインフルエンザに罹患された方も感染予防の徹底をお願いいたしいます。

また、年明け以降のA型の株は昨年に引き続きサブグレードKがメインのようですが、もう1例別の型((H1N1)pdm09)の流行が今後予想されています。今期すでにA・B両方に罹患された方も、引き続き感染予防をお願いいたします。

 

インフルエンザA型の流行について  [2025.10.27更新]

最近東京→大阪→兵庫の順に流行に突入したとの報道がありましたが、先週末より当院周辺地域でも流行を認めています。

日曜日に西部休日急病診療所に出務いたしましたが、そちらでも発熱の方がほとんどで、検査では8割程度にインフルエンザA型が陽性でした。

現時点では井吹台や小束山手に多い印象で学級閉鎖や学年閉鎖になっているところもあるようですが、西神中央の幼稚園・保育園でも学級閉鎖になったりと、学園都市や舞多聞、西神中央など周辺地域にも拡大の徴候があります。

インフルエンザの予防にはくしゃみや咳で出る飛沫を介しての感染(飛沫感染)予防が重要です。かぜ症状のある方はマスクを着用し、周囲への感染拡大を防止しましょう。自分が感染しないためには石鹸での手洗いやアルコール消毒による手指衛生が重要です。帰宅時や食事・料理前、トイレの後、咳やくしゃみ・鼻を噛んだ後、病気の方と会った後などには手指衛生を心がけましょう。

もし発熱してインフルエンザが疑われた場合、インフルエンザの検査を行うタイミングは発熱後最低6時間、できれば12時間以上経過してから検査を行うことが望ましいと言われています。発熱後早期に検査を行った場合、感染しているにもかかわらず陰性と出る「偽陰性」の可能性があります。症状に応じて6時間以前でも検査を行う場合はございますが、陰性の場合24時間後の再検査が必要となる場合がございます。ご留意ください。

 

インフルエンザワクチンの予約受付を開始しました。  [2025.09.04更新]

今年度のインフルエンザワクチンの予約受付を開始しました。

今年度の変更点は下記の通りです。

皮下注射ワクチンの神戸市助成対象が生後半年からに拡大されました(従来は1歳から)。

フルミスト(経鼻弱毒生インフルエンザワクチン)も神戸市助成対象に追加(対象:2歳~12歳)されました。

皮下注射・フルミストともに1人1回に限り2000円の助成となります。

※皮下注射の場合、従来通り接種日時点で18歳未満のこどもが2人以上いる世帯は2回目も同額の助成があります。

 

<当院での予防接種実施予定期間>

フルミスト:10月1日~未定(※入手可能なワクチンの数に限りがあり、早期に予約を終了する可能性があります)

従来型の皮下注射ワクチン:10月15日~1月31日(※初回の方は1月11日まで)

 

詳細については当院HPトップページと左側のインフルエンザ点鼻ワクチン「フルミスト」についてを御参照ください。

なお、フルミストは在庫がなくなり次第終了いたしますので、ご希望の方はお早めにお申し込みください。

よろしくお願い申し上げます。

院長 森川 悟

夏期休診日のお知らせ  [2025.07.22更新]

今年度の夏期休診日は下記の通り予定しております。

ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願い申し上げます。

8月13日(水)~8月15日(金)休診

8月25日(月)休診

診療カレンダー

診療時間

診療時間
9:00〜12:00
16:00〜18:00

2023年4月から予防接種・乳児健診の時間が11時30分〜12時となります

休診日:日曜日・祝祭日:

紹介先・提携病院

当クリニックは、下記医療機関への紹介や診療連携を結んでいます。

入院や精密な検査が必要な際には、適切なタイミングでのご紹介が可能です。

神戸市民病院機構 神戸市立西神戸医療センター
神戸市民病院機構 神戸市立医療センター西市民病院
国立病院機構 神戸医療センター
神戸市民病院機構 神戸市立医療センター中央市民病院
兵庫県立こども病院
神戸大学医学部附属病院
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