小児かかりつけ診療料1について
小児かかりつけ診療料とは2016年に制定された項目で「子どもにかかりつけ医を持ちましょう」と国が定めたものです。かかりつけ医とは、お子さんの病気の診療だけでなく、予防接種や乳幼児健診などを通して、健康と成長を見守り、子育てを一緒にサポートする存在です。
「小児かかりつけ診療料」に登録されたお子さんに以下の対応を行います
- 急な病気の際の診療や、アレルギーなどの慢性疾患の管理・指導を行います。
- 発達段階に応じた助言・指導、健康相談などを行います。
- 予防接種の接種状況の確認、接種の時期の指導を行います。また、予防接種の有効性・安全性に関する情報提供を行います。
- 必要に応じて、専門医、専門医療機関を紹介いたします。
- 育児不安などの相談への適切な対応を行います。
- 「小児かかりつけ診療料」に同意する患者さんからの電話等でのお問い合わせへの対応を行います。
小児かかりつけ診療料に登録するデメリット
お子さんや保護者の方にデメリットはとくにありません。こども医療費助成の対象ですので、診療報酬明細書の記載は変わりますが、特別な負担増は発生しません。
ただし、「小児かかりつけ診療料」に登録できるのは、ひとつの医療機関だけと国で定められています。他院からの小児かかりつけ診療料の変更登録も可能です。その場合は、登録されていたクリニックにて解除したい旨をお伝えください。
小児かかりつけ診療料の登録の仕方
当院を 継続して受診されている6歳未満のお子さんが対象です。本制度の登録には診察や予防接種、乳児健診などで当院を4回以上受診されている必要があります。
上記に該当する患者様に「かかりつけ診療料」の説明 書類をお渡しいたします。内容をご理解いただき、当院でのかかりつけ医登録を希望される場合はお渡しする同意 書にサインをお願いいたします。